ぽき夫婦キャンプのきっかけ
始まりは1998年。
新婚旅行の為にクレジットカードを初めて作ったぽき夫婦。
初めてのカード支払いは新婚旅行の代金、数十万でした。
ここですでに「あれ?」と思われた方もいるのではないでしょうか。
そう、限度額です。
そんなことも知らなかった若いぽき夫婦はカードとお土産リスト、10万円分のトラベラーズチェックを握りしめて新婚旅行先である南の島へ旅立ったのです。
オプションについては事前の申し込みで旅行代金に含まれていたので、南の島で楽しくトローリングやパラセーリングを楽しみました。
島には3日間滞在し、後半の日程は本島に渡りショッピングを楽しむ予定でした。
そして意気揚々とお土産を選び、何も知らずにカードを差し出す夫婦・・返されるカード。
慣れない外国で言葉も通じず、とりあえずカード会社と旅行会社に連絡し限度額という物を知りました。
ホテルに帰り、大切な人たちへのお土産だけは!と、作戦会議。
お土産リストを作り直し何とかミッションをクリア。
使えるカードも、お金もなく、当時の携帯電話は通話の為のものでしかなかったので、
残りの予定は散歩とホテルの部屋で永遠二人でトランプをして過ごしました。
その後、無事帰国。
旅行先で「それぞれお小遣いとして好きな物を買おうね。」と組んでいた予算が丸々残っていました。
そこで、ぽき夫さんが当時流行り始めていたキャンプの用具を一式を、それは男前に買いそろえたのです。
初キャンプ
豪華な道具が揃ったので早速キャンプに出掛けます。
人数が多い方が楽しいよね!と思い、ぽき夫さんの同期2人(A君、B君)を誘いました。
2人とは結婚前から仲が良く、A君は既婚者と言う事もあり奥様とも仲良くさせていただいていました。
B君は彼女を連れてきて、6人でキャンプへ。
テントを立て、定番のバーベキューとカレーを作り、片付けをする。
大した予備知識もなく片付ける手順も分からず、心積もりもなかったぽき子は、暗くなってきた
寒々しい炊事場にA君の奥様と二人、バーベキューで使った綺麗になる訳も無い網をたわしでゴシゴシ・・。
食器や空き缶、炊事道具、食べ残しの片付け。
よく言えばシンデレラの気分。
焚火を囲みビールを飲み、楽しそうにしている男性陣と彼女の笑い声を背中で聞きながら無言で
「何も楽しくない。家とやっている事が変わらないなら家の方が全然楽。
水も冷たいし、お湯出ないし、トイレ暗いし。もう来ない。もう来ない。もう来ない・・・」
と思っていました。
言葉には出しませんでしたが、隣の奥様からも同じようなオーラを感じ取ることが出来ました。
不便な場所に行って不便な環境を楽しむ。
なんてことは全く楽しめず、初めてのキャンプは終わり・・・
その後、豪華なキャンプセットは倉庫在中となり、日の目を見るのは数年後のことになります。
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